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2011年12月

12月 22 2011

法テラスの利用と生活保護

 ある解決事例をご紹介します。
 Aさん(40歳代・女性)は,2社から借入をしていました。5年間以上返済を続けてきたのですが,職を失って生活保護を受給したものの返済に行き詰まり,友人に付き添われて相談に来られました。
 当初Aさんは過払金が発生しているのではないかと期待していました。ところが,弁護士が貸金業者から取引履歴を取り寄せ,利息制限法という法律で定められた利率を用いて計算してみても,100万円近い借金が残ってしまいました。
 そこで自己破産をすることになりましたが,Aさんの手元には自己破産を弁護士に依頼するだけの費用がありません。このようなときには,法テラスという国によって設立された機関に弁護士費用の立て替えを頼むことができます。法テラスに立て替えてもらった弁護士費用は,破産などの手続終了後に返していくことになるのですが,Aさんのように生活保護を受給中の方は,その返済を免除してもらうことができます。Aさんは,法テラスを利用して破産手続を終え,さらには弁護士費用の返済も免除してもらい,元の安定した生活を取り戻すことができました。
 このように,弁護士に依頼するための費用がなくとも立て替えなどの制度があります。「費用の準備ができないから無理だ」とはあきらめずに,まずは愛知県弁護士会の名古屋法律相談センターにご相談の上,担当弁護士と一緒に解決を図りましょう。

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12月 12 2011

自己破産や個人再生をしたことを他人に知られる?

 自己破産や個人再生をする必要に迫られてしまった人の中には,そのことを他人に知られてしまうことを心配する人が少なくありません。「勤務先に知られてしまい,辞めさせられるのではないか」といったご相談をされることがよくあります。
 ところで,皆さんは「官報」というものをご存じでしょうか?これは国が発行している新聞のようなもので,誰でも見ることができます。しかし,皆さんが普段読む新聞と異なり,官報を毎日のように見る人はほとんどいません。自己破産等をすると,その情報が官報に掲載させることになりますが,一般になじみがないものですし,そもそも官報に記載れた多くの人に関する情報の中から,特定の1人の情報を探し出すことも簡単ではありません。
 したがって,自己破産等をしたことが官報に載ったからといって,他人に知られることはほとんどないといえるでしょう。
 また仮に,例えば勤務先に破産等をしたことを知られたとしても,このことを原因として直ちに会社を辞めさせることは,警備員などの特別な職業についている場合は別として,基本的に許されません。
 自己破産等をご相談される方には,周りの人に知られることを避けるあまり,誰にも相談できないまま追い詰められてしまった人も少なくありません。いろいろ心配は尽きないかもしれませんが,一度勇気を出して,法律の専門家である弁護士にご相談されてはいかがでしょうか。

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12月 02 2011

借金と離婚

今回は,過去の解決事例をご紹介します。

Aさんは,当初,離婚で相談に来られました。
お話しを伺ってみると,不貞等の離婚原因はなく,性格の不一致といいますか,夫婦仲が上手くいっていないという感じでした。
そして,財産関係について話を進めてみると,生活費や個人的な浪費のために,多額の債務があることが発覚しました。

そして,借金の返済については,来月の支払も難しいとのことでしたので,離婚の前に,まず,債務整理することにしました。

任意整理を選択しましたが,過払金はほとんどなく,債務が残りました。
毎月の返済については,Aさんの収入だけでは難しく,破産も考えましたが,配偶者の方の協力を得ればなんとか返済していくことが可能でした。
そこで,Aさんに配偶者の方に相談してもらい,協力して返済していっていただくことになりました。

その後,毎月協力して返済していってもらっていますが,隠していた借金を打ち明け,協力しあうことで,お互いの心が通じ合えたのか,離婚はしないことになりました。

借金や離婚の問題にかかわらず,自分一人で抱え込まずに,まずはお気軽にご相談下さい。

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