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2011年11月

11月 22 2011

ヤミ金融業者と強盗

 最近、こんな記事を目にしました。
 強盗致傷容疑で逮捕されたAが警察の調べに対して「金を借りていたヤミ金融業者から『B店は強盗がしやすいから、やれ』と言われ、従った。」と供述していることが分かったという記事でした。
 私は、ヤミ金融業者もついに強盗を指示するようになったのかなと感じました。
 ところで、高利の貸付を行うヤミ金融業者から金を借りても、金を借りた借主は、ヤミ金融業者に対し、利息を支払ったり、元本を返済したりする必要がない場合があります。
 つまり、ヤミ金融業者から年率109.5%を超える利息で貸付を受けると、この貸付契約は無効となり、最初から契約していなかったことになります(なお、年率109.5%というのは貸金業法が定める利率ですが、これより低い利率の貸付契約を無効と判断した裁判例もあります。)。
 そこで、借主は、この高金利の利息をヤミ金融業者に支払う必要がないのです。
 そして、貸付契約が無効となると、ヤミ金融業者から受け取った元本については、借主がヤミ金融業者に返済しなければならないのではないかとも考えられます。
 しかし、借主は、ヤミ金融業者から受け取った元本も、不法原因給付にあたるとして、ヤミ金融業者に返済する必要がなくなる場合があります。
 ヤミ金融業者から金を借りて困っている方は、強盗をやらないためにも、一人で悩まずに、愛知県弁護士会の名古屋法律相談センターにご相談下さい。

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11月 12 2011

解決方法のえらび方について

借金問題の解決方法はいろいろあります。
まず全ての借金(保証人となっているものも含む)を把握します。
取引の利息が高い(以前は高かった)時には利息制限法で計算しなおします。

任意整理・・・通常は利息を止めてもらった内容で各社との示談を進めます。
個人再生・・・裁判所の手続を通して借金を圧縮して支払います。
破産・・・借金の返済を免除してもらいます。

これらの手続のうち、その人が選択することができるもののなかでベストのものを選択します。
自宅をどうしても残したいという人は、個人再生を検討します。
頑張ればぎりぎりで返せる人でも無理をせずに破産手続を選択することもできます。
頑張って返したいと言う人は任意整理で返済をすることができます。

その人ごとの状況と希望に合わせたベストの手続の選択は、弁護士と直接面談して検討する必要があります。
全国展開している法律事務所などのなかには、弁護士や司法書士との面談は短時間のみで、打ち合わせの大半をテレホンアポインターが行うところもあるそうですが、それではベストの手続を選択することはできません。

愛知県弁護士会では依頼者さんとの直接面談を重視して借金問題の解決に取り組んでいます。

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11月 02 2011

気軽にお問い合わせを

個人再生の申立てを引き受けた事件についてです。
Aさんは,ある司法書士に個人再生申立てを依頼し,着手金も分割で支払い続けていました。しかし,依頼後1年ほど経過した頃に,司法書士から事件を続けられないという連絡が一方的にありました。
Aさんは,債権者からの督促の連絡がきて困り果てて,愛知県弁護士会の名古屋法律相談センターに相談に来られたのです。Aさんとしては,信頼して依頼したのに何も手続きを進めてもらえないまま放り出されたという不信感が強くあったようです。
事件の内容自体は,債権者も10名以下,すべて消費者金融会社であり,Aさんはサラリーマンで一定の収入が見込める方でしたので,比較的容易に個人再生計画案が認められるものでした。
私が事件をお引き受けして,半年以内で再生計画に基づき債権者に対する弁済を開始することができました。今も弁済中ですが,Aさんは経済的再生に向けて頑張っておられます。
事件を途中で投げ出したその司法書士は論外ですが,一旦弁護士や司法書士などに依頼した場合も,疑問があれば事件処理についてお問い合わせ下さい。
そうすることで,よりよい事件解決につながることになるのです。

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