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2011年10月

10月 26 2011

解決事例(任意整理)

 今回は,解決事例を紹介します。
 依頼者のAさんは,7社から借入れをしていました。
 不動産を担保とする借り入れもあったため,債権者達が主張する債務額は,合計で1500万円を超えていました。Aさんは,破産をしたいということでした。
 しかし,お話をうかがっていると,Aさんは,債権者達との間で,利息制限法という法律で定められた上限を超える極めて高い利息で,長い期間にわたって高額の取引をされていたようでした。そこで,過払金が発生していることが推測できたので,破産をしなくても解決することができる可能性が高いと思いました。実際,引き直し計算をしてみると,過払金の総額は,1000万円を遙かに上回る額となりました。一部の債権者に対しては,債務が残りましたが取り戻した過払金で返済し,最終的に,全ての借金をなくすことができただけでなく,1000万円近いお金を手にすることができました。Aさんも大喜びでした。
 なお,Aさんが過払金の返還を受けた後,過払金の請求先の内,2社が倒産してしまい,今は,もはや過払金を取り戻すことができなくなってしまっています。過払金の取戻しについては,なるべく急いだ方がよいでしょう。

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10月 19 2011

債務整理で人生好転

 名古屋法律相談センターで初めてAさんにお会いした時,Aさんは顔に生気が無く,髪の毛もボサボサで,うつろな表情で「会社をリストラされて,借金の返済ができなくなった。」,「借金のことが原因で,妻ともうまくいっていない。」と話されました。
 私は,Aさんに「大丈夫ですよ。借金のことは私に任せて,あなたは仕事を見つけることに全力を挙げて下さい。」と言いましたが,正直なところ,Aさん夫婦の将来がどうなるのか心配でした。
 ところが,債権者から取引履歴を取り寄せてみると,Aさんには残債務はなく,逆に,過払金が発生していることが分かりました。 
 そのことを伝えると,Aさんの表情は明るくなり,「助かりました。これで生活していけます。」と言われました。さらに,「実は,新しい就職先が決まったんです。これも,先生に相談して,気持ちがすごく楽になったおかげだと思います。」と言って下さいました。
 その後,過払金を回収してAさんにお渡ししたところ,Aさんは「このお金は無駄遣いしないで貯金します。」,「実は,子供ができたんです。子供のために使おうと思います。」と言われました。
 借金は人の心を暗くし,本人だけでなく,周りの人にも悪影響を与えるようです。借金問題を解決することで,Aさんのように,二重三重に幸せになれる方もいらっしゃいます。

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10月 12 2011

ご存じですか,「買取屋」の被害について

 みなさん,
 借金を多く抱えている人の心理につけ込んで,
クレジットカードのショッピング枠を現金化させ利益を得る
「買取屋」と呼ばれる業者をご存じでしょうか。

 一体どんな業者なのか,簡単にご説明します。

 まず,買取屋は,
借金を多く抱えてお金に困っている人に,
「今すぐ現金を手に出来るいい方法がある」などと誘います。

 そして,買取屋は,相手にクレジットカードで商品を購入するよう指示をします。
その後すぐに,買取屋は,相手に購入させた商品を購入額より安い金額で買い取り,
代金として相手に現金を渡すのです。

 当然,買取屋は,その人から安く買い叩いた商品を高く転売して利益を得ます。

 他に,商品を転売した後で転売代金から手数料を引いて現金を渡す業者や,
 商品自体相手に受け取らせず,クレジット決済だけをさせ,
決済金額から何割か差し引いた現金を渡すという業者もいます。

 このような「買取屋」を利用すれば,一時的には現金を手にすることができます。
 しかし,後々,手にした現金より高い金額をクレジット会社から請求され,
 結局,借金は膨らむだけです。

 クレジットカードのショッピング枠の現金化は,
適法であるかのように説明する業者もあるようです。
 しかし,クレジットカード会社に対する詐欺罪成立の可能性や,
破産手続の際に免責が下りない可能性もあるなど,
法的に問題がないなどとはいえません。

 「買取屋」を利用してしまった場合は,一人で悩まずに,
公的専門機関や弁護士等の専門家にご相談ください。

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10月 05 2011

自己破産する? 任意整理する?

 借金問題で弁護士の所へいらっしゃる相談者の方はまさに十人十色です。
 自己破産しようと決めて来る人(債権調査すると過払状態でビックリ! ということも)、借金が返せなくて、どうしたらいいか分からないのでとりあえず来る人。
 先日、ご主人が借りた住宅ローンの連帯保証人になった後、ご主人と離婚、ご主人がオーバーローン状態で自己破産したため、債権者から請求が来て困っているとご相談にみえた方がいらっしゃいました。
 お話を伺うと、ご自身が親族から借りたお金も含めると債務総額は500万円超。これといった財産もなし。本人は月10数万円の収入しかない状態です。
 弁護士としては、自己破産をおすすめしました。「今までよく頑張りましたね」、「少し肩の力を抜いて考えてみましょうよ」・・・なかなか彼女は決断しません。
 「考えてみます」と言ったきり、何日も連絡がありません。
 しばらくして、彼女の出した結論は、「自己破産しては債権者の方に迷惑がかかり申し訳ない。何とか返したいので、任意整理をして欲しい。お金を借りた親族には事情を話して返済を待ってもらった」というものでした。
 さっそく交渉をしたところ、債権者からも「自己破産じゃないんですか!? 返済してもらえるんですね」と驚かれました。
 聞けば、彼女は東北の出身、ご親族には震災で亡くなった方も・・・。
 被災したご実家との行き来で大変な中での決断でした。
 彼女の今後の人生に幸多かれとお祈り申し上げる次第です。

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