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2011年5月

5月 25 2011

「債務」は「借金」だけではない

 債務の整理のご相談を受けるときに,弁護士は「債務」は何かと尋ねます。
 ご相談に来られた方は,「借金」を答えます。
 そこで食い違いが発生して,債務の整理の仕事を引き受けてずいぶん経ってから,実はこんな「債務」もありましたと分かることが案外あります。そんなときは,せっかく立てた方針がひっくり返ったり,困ったことになります。
 「債務」とは,およそ,人に対して何かをしなくてはならないという義務です。通常,債務の整理で問題になる「債務」は,「お金を払う義務」ですが,「お金を払う義務」=借金というわけではありません。
 他人の物を壊してしまった,クレジットカードや「つけ」で物を買った,誰かの保証人になっているなど,自分がした借金以外の原因で「債務」を負っていることもあります。
 弁護士が「どんな借金がありますか」と質問しても,友達からの借金や奨学金などを忘れてしまうことがあります。
 そうならないためには,弁護士の説明を落ち着いて聞くこと,そして,債務の整理を依頼した後も,「そういえば,これは弁護士に言った方がいいんじゃないかな」と思ったことがあったら,ためらわずに弁護士に話すことが大切です。 
 もっとも,ご相談に来られた方は,目下の困りごとで精一杯で,動転してもおられるでしょう。私たち弁護士も,大切なことは十二分に丁寧に説明をしなくてはなりません。

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5月 18 2011

任意整理とは

相談者さん,こんにちは。

借金問題で生活に困ってしまっている場合,
一人で悩んで抱えこまずに,一度,ご家族や弁護士にご相談ください。

弁護士に相談して任意整理を依頼するメリットとしては,
消費者金融・クレジット会社等から利息制限法を超える利息で取引をしていた場合に,利息制限法で計算し直し,払いすぎた利息分を減らすことができます。
過去の利息により減らせる額は変わってきますが,仮に利息制限法で計算し直しても債務が残った場合でも,債権者に対して残債務の無利息での分割支払いを求めていきます。
また,債権者に受任通知を送り,それまでの債権者への支払いをストップした上で,相談者さんの事情を考慮して,将来の方向性を検討することができます。

まずは名古屋法律相談センターまで,ご連絡下さい。
債務整理のご相談料は,初回無料になっています。

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5月 11 2011

過払金回収のご相談は弁護士に!

 過払金を回収する場合、事前の交渉で業者が請求額を払ってこないと主張した時は、依頼者の方と方針を検討した上で、業者を相手取って裁判を起こして過払金を回収することになります。
 3、4年前は、裁判を起こされると業者は提示額を引き上げてきました。全額の支払いを受けて、訴えを取り下げるということが多かったです。
 ところが、最近は、業者も懸命に抵抗してきます。争える点があれば、何度でも書面を出して、裁判を引き伸ばします。また、第一審の裁判所で判決が出た後も、上級審に対してもう一度審理をやりなおすよう求めたりしたりします(控訴)。
 過払金の回収は、弁護士のほかにも司法書士が取り組んでいますが、司法書士が本人の代わりに訴訟活動を行える代理権を持てるのは、請求額が140万円以下の簡易裁判所に限られています。例えば過払金の額が140万円を超えた場合や簡易裁判所での判決を不服として業者が控訴してきた場合には、ご本人が裁判所に行かなくてはならなくなってしまうのです。
 業者から数百ページにわたる書類が送られてきたり、裁判官から難しい質問をされたりとご本人が裁判に対応するのはとても大変だと思います。
 過払金の回収は、ぜひ弁護士にお任せ頂ければと思います。

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5月 04 2011

クレジットカードを貸与してしまうと…

現在、それぞれ詳しい内容は違いますが、他人に自分名義のカードを渡して、または自分名義でカードを作成することを許してしまったがために、自分の知らないうちに多額の借金を負うことになってしまったという事案を複数受任しています。

それぞれのご依頼者さんも、当初は、相手方から「きちんと払うから絶対に迷惑をかけない」、「作るだけだから(お金は借りないから)」と言われて、自分名義のカードを貸してしまっています。しかし、ほとんどの場合、カードを借りた人物は、際限なくお金を借り、返せなくなったところで逃げてしまうのです。

このような場合も、カードを貸した方は、サラ金業者や信販会社との関係では借金があることになり、返済をしなければならないのが原則です。もちろん、それらの借金を支払うなどして生じた損害は、カードを借りた人物に対して請求はできるます。しかし、そもそもそのような人物はお金がないことがほとんどですし、居所さえつかめないことが多いです。したがって、損害を回収することは非常に困難になります。

皆さんも、他人に自分名義のカードを貸すような行動の危険性を十分にご理解いただきたいと思います。

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