ブログ


総量規制

2月 12 2012

過払金返還と自己破産

今回は、過去の解決事例をご紹介します。

Aさん(60歳代後半・女性)は、長年正社員として勤務し、退職後は年金を受給しながらパート勤務をしている女性でした。
最初の相談の際、Aさんは、貸金業者からの借金の返済のため、他の貸金業者から借金をするという、自転車操業状態となっていました。そんな状態の中、Aさんは、総量規制のことを知り、このままでは借金できなくなり、生活できなくなってしまうと思い、自殺まで考えたそうです。しかし、最後に一度専門化に相談しようと思い、Aは法律相談センターに連絡してくれたのでした。

Aさんの債権者は5社で、取引履歴を取寄せた結果、債権者のうち1社との間では過払金が発生し、その他の債権者には総額約200万円の債務が残る計算となりました。
過払金を借金返済に充てても、多額の借金が残る計算でしたので、Aさんと自己破産の方針を立てました。
自己破産申立の際、一部の債権者との間で過払金が発生する計算の場合、自己破産申立の前に過払金を回収し、これを自己破産申立の費用に用いる運用が認められています。
そこで、過払金を回収し、回収した過払金を破産申立の費用にあて、自己破産の手続きを進め、無事免責手続きまで完了しました。

手続きが完了した後、Aさんから、「あの時思い切って相談してよかったです。相談していなければ今頃生きていません。」と言っていただき、笑顔を見せてもらえました。

借金問題の解決方法は様々です。お1人で悩まないで、ぜひ一度、法律相談センターまでご連絡下さい。

コメントは受け付けていません。

1月 22 2012

昨今の多重債務事情と統計

 昨年6月に貸金業法が完全施行され、個人の方がサラ金やカード会社から借りられる金額は、原則年収等の3分の1までに制限されました。
 完全施行前には、「サラ金から借りられない人が、ヤミ金被害にあう」「破産者が激増する」など、完全施行に反対する声も聞かれました。

 完全施行から1年半ほどが経ちましたが、裁判所の司法統計を見る限り、ごく短期的には多少個人の自己破産の件数は増えたようですが、その後は件数も減少し、一昨年に比較して昨年の自己破産件数は減少しています。
 昨年の自己破産件数は、ピーク時に比べ6割を大きく割り込んでいますし、今年も10月までの統計では、昨年同時期に比較して85%以下にとどまっています。
 個人的には、「借りられないことが破産の原因になる」のではなく、「安易な貸付が多重債務者を生み、破産を増やす」という実態があるのだと考えています。

 ヤミ金についても、弁護士業務の実感としてヤミ金が増えたという声は聞かれず、各種相談センターの相談内容の推移などからして、少なくとも統計的にはヤミ金の相談が増えたという事実はなさそうに思われます。
そもそもヤミ金の顧客の多くは、サラ金への返済を迫られた多重債務者であったと考えられますので、「サラ金から借入が出来ない人がヤミ金に走る」のではなく、「サラ金から借りている人が減り、ヤミ金の顧客も減った」のではないかと思われます。

 統計が全てではありませんが、統計から見るかぎりでは、貸金業法の完全施行について心配したような弊害はなく、破産者もヤミ金も減り、より望ましい状況になったといっても良いのではないかと思います。

コメントは受け付けていません。

10月 06 2010

上手に法律相談を利用するコツ

今回は、少し視点を変えて、上手に法律相談を利用するコツをお伝えしたいと思います。

名古屋法律相談センターで法律相談する際の参考にしていただければ幸いです。

1 借入先のリストと利用明細等の資料を持参する

当センターのサラ金・クレジット被害相談は、1回あたりの相談時間が30分と限られています。このような短い時間の中で相談担当弁護士に自分の状況を伝えるため、自分がどこからいくらの借入れをしたのか、現在の負債の残高はいくらなのか、毎月の支払いはいくらなのか、などを書いたリストを持参されると便利です。また、借入先に関する利用明細書などの資料があると、相談時にその場で弁護士に確認してもらうことができます。

2 包み隠さず話す

借金のことを他人に話すのは気がひけるものですが、恥ずかしいからといって一部分を隠したりせず、ありのままを弁護士に話してください。また、弁護士は、あなたの負債のみならず、問題解決に向けた全体像を把握するため、収入や家族の状況についてお聞きすることがありますが、これらの質問についても正直にお話ししていただくことが、スムーズな問題解決につながります。

3 分からないことは弁護士に質問する

疑問に思っていることは、遠慮せずに弁護士に質問してください。あなたの疑問があなたの借金の内容や原因に関わるものであれば、それはあなたから依頼を受ける弁護士にとっても必要な情報となります。

なお、相談をする際のその他の注意事項については、本ホームページの「ガイダンス」欄をご覧ください。

コメントは受け付けていません。

9月 29 2010

【告知】多重債務・過払金・緊急電話相談

 平成22年9月28日に、大手消費者金融会社である武富士が東京地裁に会社更生の適用を申請する申立を行いました。また、最近は、小規模、中堅の消費者金融会社については、過払金の支払が履行されず、その回収に困難をきたしている状況も見られます。
 今回の武富士に関する問題にとどまらず、長年、消費者金融から借入れをしてきた借主の間で、自分の返済や過払金の回収についての不安が生じていることが懸念されます。   
 当会では、そのような多重債務者あるいは消費者金融利用者の混乱を回避し、さらには多重債務問題を解決するため、以下の要領で緊急の電話相談を実施します。

【日  時】
平成22年9月30日(木)、10月1日(金)、4日(月)、5日(火)、6日(水)の5日間の午前10時00分~午後4時00分

【電話番号】
052-223-2355 

 なお、債務整理・過払金請求等の法的対応が必要な方については、当会が運営する名古屋法律相談センターのサラ金・クレジットに関する法律相談(初回相談料無料)をご紹介します。

コメントは受け付けていません。

8月 04 2010

総量規制

みなさん。こんにちは。

最近,テレビの情報番組やCMなどで,
「借り入れが,年収の3分の1までしかできなくなった。」
という話を耳にしませんか?

このルールは「総量規制」といわれ,
平成22年6月18日から施行されています。

詳しくは,こちらで,説明しています。

この「総量規制」の関係で,最近,
「気付かないうちに,年収の3分の1以上の借り入をしていて,
突然,借り入れができなくなって困っている。」
というご相談もあるようです。

借り入れができず生活に困ってしまうような場合,
債務整理はもちろん,生活の再建のための諸対策をとる必要があります。

借金問題は,一人で悩んで抱え込まず,
ご家族や専門家にご相談下さい。

専門家にご相談される方は,
名古屋法律相談センターまで。
愛知県弁護士会の債務整理に関する研修を受けた弁護士が待機しています。
(債務整理のご相談料は,初回無料になっています。)。

コメントは受け付けていません。

Copyright© Aichi Bar Association all rights reserved.