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6月 15 2010

【Q&A】 7. どこからいくらお金を借入れ、いつまで返したか分かりません。何か調べる方法がありますか。

5:00 PM Q&A

借金の整理をする場合には、現在、どの貸金業者に借金があるのかがわからなければなりませんが、それだけでなく、どの貸金業者からいくらお金を借入れ、いくら返したかといった取引の履歴が分からなければ、正確な債務額を把握することはできません。
というのも、通常いわゆる消費者金融業者などは、利息制限法という法律で決まった年利(10万円未満20%、10万円以上100万円未満18%、100万円以上15%)を超えて貸し付けているのが通常ですが、近時の最高裁判決によって、この利息制限法の利率を超えた部分は無効であることがほぼ確定していま す。したがって、当該業者との貸し借りの履歴を、業者の約定利息(20数%であることが多い)ではなくて、利息制限法所定の金利で計算をし直さなければ、 法律に照らして正しい債務の額を確定できないからです。
この利息制限法での引直し計算をすれば、貸金業者の言い分よりも債務額を圧縮できますし、場合によっては、払いすぎた分を元本に充当していった結果、貸金業者に対して払いすぎた利息の返還請求ができる場合もあるのです。
そこで、貸金業者から、いついくら借りて、いついくら返済したかという取引の履歴を取り寄せることが重要になります。
もちろん、借り主が契約書や振込証、領収証などを保管していればよいのですが、貸金業者からの借金が繰り返されている場合、借り主には取引履歴が正確に把握できていないことがよくあります。
このような場合には、貸金業者に対して、取引履歴の開示を請求していく必要があります。
貸金業者には、取引履歴の開示義務がありますが(最高裁平成17年7月19日判決)、取引履歴の一部しか出さなかったり、取引履歴を小出しにしてなかなか出してこない場合がありますので、弁護士に相談する方がよいでしょう。
なお、個人の信用情報については、株式会社日本信用情報機構などが管理しています。ここに情報開示の請求をすれば、具体的な取引の経過を見ることはできないものの、あなたについての信用情報をチェックすることができますので、覚えておくとよいでしょう。

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