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6月 15 2010

【Q&A】 5. 借金を整理する方法にはどのようなものがありますか。

7:00 PM Q&A

借金を整理する方法には、主として、(1)破産、(2)個人再生手続、(3)任意整理、(4)特定調停、の4つがあります。

  1. 破産とは、多額の債務を負って支払不能に陥った個人が、裁判所に申立てをして破産手続開始決定・免責許可決定を受けることにより、債務を弁済する責任を免 れることができる手続です。但し、不動産など一定の財産があるときは、その財産を債権者間で分配することになりますので、持ち家があるときはそれを失って しまうことになります。また、免責決定を得るまでは、保険の外交員や警備員などの一定の職業に就けなくなるとされています。さらに、破産の原因が浪費や ギャンブルなどの場合又は以前に免責許可を受けている場合などは、免責許可を受けることができない可能性があります。詳細は、Q8以下を参照してください。
  2. 個人再生手続とは、多額の債務(ただし、負債総額が5,000万円以下の場合に限られます)を負った個人が、支払不能に陥る前に裁判所に申立てを行い、法 律で決められた最低弁済額以上の金額まで借金を減額してもらった上で、その額を原則3年間で分割して返済していく手続です。この手続では、持ち家に対する 特別な配慮がされており、住宅ローンの抵当権が持ち家に設定されていても、一定の要件を充足する場合には、住宅ローンを返済し続けることによって持ち家を そのまま所有することが可能となっています。また、破産手続きと違って、借金を作ってしまった原因は問題とされませんので、例えばギャンブルで借金を作ってしまったような人であっても、この手続を利用することが可能です。詳細は、Q16以下を参照してください。
  3. 任意整理とは、債権者と個別に交渉して、返済額・返済期間などについて和解をしていくという債務整理の方法です。(1)破産、(2)個人再生手続は裁判所 を通じた手続ですが、この(3)任意整理は、個人が弁護士を通じて債権者と交渉する手続です。そのため、交渉・和解内容に法的な制約はなく、柔軟な解決が できる可能性があります。弁護士が債務整理をする場合、利息制限法上の金利に基づく引き直し計算を行うことによって債務元本が圧縮されるのが一般ですし、 また、弁護士に依頼して任意整理をする場合には、将来分の利息がかからない形で和解をすることが多いといえます。このような方法を通じて、債務の減額交渉 や過払金の返還請求を行い、残債務を整理する手続です。なお、任意整理については、Q13も参照してください。
  4. 特定調停とは、簡易裁判所で、調停委員を介して貸金業者と返済計画を交渉する手続です。裁判所の調停委員を利用した任意整理と言えます。交渉である点 は、(3)任意整理と同様ですが、調停委員が債権者との間に入ってくれるので、弁護士に依頼する必要がなく、自分でできる点が特徴です。

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